保護者のみなさんに届けたい
ニキビのあれこれ
お子さんのニキビについて、「思春期はニキビができやすい年頃だから仕方ない」、「ニキビって皮膚科に行くほど?」と考えている保護者の方も多いのでは?
実はお子さんが悩みを抱えているケースも多く、毎日顔を合わせる保護者のみなさんだからこそ気づいてあげられることもあるはず。
この記事ではお子さんのニキビについて、気になる皮膚科での治療や、毎日の生活で気を付けたい正しい対策などをお伝えします!
もくじ
もくじ
知ってる?子どものニキビのこと
15~18歳女子の80%以上 、男子の約70%がニキビに悩んでいる
「思春期のニキビは誰でもできるものだし、仕方ないよね?」「放っておいてもそのうち治るんじゃない?」と思う方も多いのでは?
たしかに10代などの思春期はホルモンの関係もあり、ニキビができやすい年齢です。
一方で、サンファーマが行った調査では、15~18歳女性の80.8%、男性の68.0%が「ニキビに悩んでいる(非常に悩んでいる・やや悩んでいる)」と回答しており、特に女子は悩んでいる傾向が強く、10代の多くが「本当はニキビを気にしている」という実態があります。(図1)
図1)15~18歳男女 ニキビ悩み度合い
特に10代は見た目に敏感なお年頃。
お子さんは自分では対処できないことも多く一人で悩みを抱えている場合もあるので、ご家族がケアしてあげることも大切です。
実はこんなことに悩んでいる、10代のニキビ悩み
また、お子さんのニキビに関する困りごとの1つとして、「正しい対処が分からない」という回答が30%以上あり、ニキビが気になりながらも「今の対処で合っているの?」と疑問を持つ様子が見られます。(図2)
図2)15~18歳男女 ニキビによる悩み
最近はSNS等で様々なニキビの対処法が流れていることも多いので、間違った情報を信用してしまうことも。
実際に、これまで行った対処として「自分でつぶす」という回答も36%近くあり、肌に良くないと分かっていない、もしくは分かっていても間違った対処を行ってしまっている場合もあります。(図3)
図3)15~18歳男女 行ったことがある対処
ニキビをつぶしたり、炎症を起こしたニキビを放っておくと、「ニキビ跡」が肌に残る可能性が高まってしまいます。将来のお子さんのお肌のためにも、保護者のみなさんから「皮膚科に行ってみよう」と声をかけて、適切な対処を促してあげることが重要です。
図1~3 サンファーマ株式会社実施「思春期ニキビに関する実態調査」
調査期間:2023年5月15~18日
調査対象:15~18歳男女 839名(全国)
調査方法:インターネットアンケート調査
皮膚科での治療について詳しく解説
皮膚科に行ったら実際どのように診断・治療をする?どのくらい期間・お金がかかる?そんな疑問にお答えします。
まずは診断
皮膚科では、まず肌の状態やニキビの様子・体質のほかニキビができやすい部位やニキビができやすいときの傾向があるか、などを患者さんに確認し、皮膚科医が診断をします。
自分では「ニキビ」と思っていたものが、実は別の病気だったということもあるので、しっかりと皮膚科医に診て判断してもらうことが大事です。
どんな治療をするの?
ニキビの治療では、症状や体質に合わせて、毛穴の詰まりを改善する塗り薬、肌のターンオーバー(※1)を促す塗り薬、抗菌作用(※2)、抗炎症作用のある塗り薬(※3)を中心に、必要があれば抗生物質などの飲み薬を処方します。
※1 ターンオーバー:肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組み、新しい皮膚が生まれて古い皮膚が剥がれ落ちるサイクルのこと。
※2 抗菌作用:菌が増えるのを抑えること。抗菌薬は原因となっている菌を抑えることで赤みや腫れを改善します。
※3 抗炎症作用:炎症を抑えること。抗炎症剤はニキビがそれ以上大きくなったり、痛みが強くなったりしないようにします。
炎症を起こしているニキビについては治療が大きく2段階に分かれます。使用するお薬も変わりますので、「赤いニキビが治ったから終わり」ではなく、継続して良い肌の状態を維持していくことが大切です。
① 炎症を速やかに抑えるための治療期間(急性炎症期)
まずは抗菌・抗炎症作用のあるお薬で起きている炎症を抑えながら、毛穴のつまりを改善します。
② 良い皮膚の状態を維持するための治療期間(維持期)
毛穴のつまりを改善するお薬などを継続してニキビの再発を防ぐ治療を行い、ニキビのできにくい肌へと整えていきます。
しっかりと治すために、保護者のみなさんからも薬の塗り忘れなどないよう、お声がけしてもらっても良いかもしれません。
どのくらい通院する?
お子さんも学校生活や部活動で忙しく、病院に行かせてあげたくてもハードルが高いと感じている保護者のみなさんも多いかもしれません。
通院頻度は、症状によって異なりますが、最初のうちは2週間に1回程度、良い状態の肌を維持するための期間になると1ヶ月に1回程度の通院が推奨されます。
治療費がどのくらいになるか心配…
保険が適用されるニキビ治療の場合、初診料や再診料、お薬代などが全て3割負担(※4)になります。 一回の受診につき1,000円~2,000円 程度(※5)になることが多いです。
また、自治体によっては、子どもの治療費は医療費助成でさらに自己負担の金額が減ったり、無料になることもあります。
※4 3割負担は健康保険等における義務教育就学後から70歳未満の医療給付です。70歳以上でも所得額によって3割負担割となる場合もあります。
※5 治療内容により異なります。
お子さんが良かれと思っているニキビ対策がもしかしたら間違っていることもあるかもしれません。
コラム「それって思い込みかも?ニキビのあれって本当?」では、ニキビにまつわる「実際どうなの?」という疑問にお答えしています。
「チョコレートや甘いものを食べるとニキビができやすくなるって本当?」、「こまめに洗顔をすればニキビはできにくくなる?」など、もしかしたら保護者のみなさんも知らなかったニキビのあれこれがあるかもしれません。
見た目や周知との違いに特に敏感な10代、気にしていないように見えても実はニキビに悩んでいるかもしれません。
皮膚科での治療を通して解決できることがあるかもしれませんので、ニキビについて気になっている様子・もう少し良くなったら良いのに・・・ということがあれば、まずはお子さんと皮膚科受診について相談してみてはいかがでしょうか。
監修:こばやし皮膚科クリニック 小林美和先生
作成:サンファーマ株式会社
知ってる?子どものニキビのこと
15~18歳女子の80%以上 、男子の約70%がニキビに悩んでいる
「思春期のニキビは誰でもできるものだし、仕方ないよね?」「放っておいてもそのうち治るんじゃない?」と思う方も多いのでは?
たしかに10代などの思春期はホルモンの関係もあり、ニキビができやすい年齢です。
一方で、サンファーマが行った調査では、15~18歳女性の80.8%、男性の68.0%が「ニキビに悩んでいる(非常に悩んでいる・やや悩んでいる)」と回答しており、特に女子は悩んでいる傾向が強く、10代の多くが「本当はニキビを気にしている」という実態があります。(図1)
図1)15~18歳男女 ニキビ悩み度合い
特に10代は見た目に敏感なお年頃。
お子さんは自分では対処できないことも多く一人で悩みを抱えている場合もあるので、ご家族がケアしてあげることも大切です。
実はこんなことに悩んでいる、
10代のニキビ悩み
また、お子さんのニキビに関する困りごとの1つとして、「正しい対処が分からない」という回答が30%以上あり、ニキビが気になりながらも「今の対処で合っているの?」と疑問を持つ様子が見られます。(図2)
図2)15~18歳男女 ニキビによる悩み
最近はSNS等で様々なニキビの対処法が流れていることも多いので、間違った情報を信用してしまうことも。
実際に、これまで行った対処として「自分でつぶす」という回答も36%近くあり、肌に良くないと分かっていない、もしくは分かっていても間違った対処を行ってしまっている場合もあります。(図3)
図3)15~18歳男女 行ったことがある対処
ニキビをつぶしたり、炎症を起こしたニキビを放っておくと、「ニキビ跡」が肌に残る可能性が高まってしまいます。将来のお子さんのお肌のためにも、保護者のみなさんから「皮膚科に行ってみよう」と声をかけて、適切な対処を促してあげることが重要です。
図1~3 サンファーマ株式会社実施
「思春期ニキビに関する実態調査」
調査期間:2023年5月15~18日
調査対象:15~18歳男女 839名(全国)
調査方法:インターネットアンケート調査
皮膚科での治療について詳しく解説
皮膚科に行ったら実際どのように診断・治療をする?どのくらい期間・お金がかかる?そんな疑問にお答えします。
まずは診断
皮膚科では、まず肌の状態やニキビの様子・体質のほかニキビができやすい部位やニキビができやすいときの傾向があるか、などを患者さんに確認し、皮膚科医が診断をします。
自分では「ニキビ」と思っていたものが、実は別の病気だったということもあるので、しっかりと皮膚科医に診て判断してもらうことが大事です。
どんな治療をするの?
ニキビの治療では、症状や体質に合わせて、毛穴の詰まりを改善する塗り薬、肌のターンオーバー(※1)を促す塗り薬、抗菌作用(※2)、抗炎症作用のある塗り薬(※3)を中心に、必要があれば抗生物質などの飲み薬を処方します。
※1 ターンオーバー:肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組み、新しい皮膚が生まれて古い皮膚が剥がれ落ちるサイクルのこと。
※2 抗菌作用:菌が増えるのを抑えること。抗菌薬は原因となっている菌を抑えることで赤みや腫れを改善します。
※3 抗炎症作用:炎症を抑えること。抗炎症剤はニキビがそれ以上大きくなったり、痛みが強くなったりしないようにします。
炎症を起こしているニキビについては治療が大きく2段階に分かれます。使用するお薬も変わりますので、「赤いニキビが治ったから終わり」ではなく、継続して良い肌の状態を維持していくことが大切です。
① 炎症を速やかに抑えるための治療期間(急性炎症期)
まずは抗菌・抗炎症作用のあるお薬で起きている炎症を抑えながら、毛穴のつまりを改善します。
② 良い皮膚の状態を維持するための治療期間(維持期)
毛穴のつまりを改善するお薬などを継続してニキビの再発を防ぐ治療を行い、ニキビのできにくい肌へと整えていきます。
しっかりと治すために、保護者のみなさんからも薬の塗り忘れなどないよう、お声がけしてもらっても良いかもしれません。
どのくらい通院する?
お子さんも学校生活や部活動で忙しく、病院に行かせてあげたくてもハードルが高いと感じている保護者のみなさんも多いかもしれません。
通院頻度は、症状によって異なりますが、最初のうちは2週間に1回程度、良い状態の肌を維持するための期間になると1ヶ月に1回程度の通院が推奨されます。
治療費がどのくらいになるか心配…
保険が適用されるニキビ治療の場合、初診料や再診料、お薬代などが全て3割負担(※4)になります。 一回の受診につき1,000円~2,000円 程度(※5)になることが多いです。
また、自治体によっては、子どもの治療費は医療費助成でさらに自己負担の金額が減ったり、無料になることもあります。
※4 3割負担は健康保険等における義務教育就学後から70歳未満の医療給付です。70歳以上でも所得額によって3割負担割となる場合もあります。
※5 治療内容により異なります。
お子さんが良かれと思っているニキビ対策がもしかしたら間違っていることもあるかもしれません。
コラム「それって思い込みかも?ニキビのあれって本当?」では、ニキビにまつわる「実際どうなの?」という疑問にお答えしています。
「チョコレートや甘いものを食べるとニキビができやすくなるって本当?」、「こまめに洗顔をすればニキビはできにくくなる?」など、もしかしたら保護者のみなさんも知らなかったニキビのあれこれがあるかもしれません。
見た目や周知との違いに特に敏感な10代、気にしていないように見えても実はニキビに悩んでいるかもしれません。
皮膚科での治療を通して解決できることがあるかもしれませんので、ニキビについて気になっている様子・もう少し良くなったら良いのに・・・ということがあれば、まずはお子さんと皮膚科受診について相談してみてはいかがでしょうか。
監修:こばやし皮膚科クリニック 小林美和先生
作成:サンファーマ株式会社
ニキビができる原因やメカニズムを解説します!
皮膚科での治療ってどんなもの?
「これはどうしたら良い?」
「こんな時どうすれば良い・・・?」というニキビの悩みあるあるを、皮膚科の先生の先生に聞いてみました!
ニキビのあれって本当?
ニキビ対策にまつわる「あれって実際どうなの?」という疑問を解消します!
乾燥、汗、日焼け、花粉など、季節ごとに注意すべきニキビ対策をお伝えします!