ニキビができたあと
皮膚科での治療ってどんなもの?
誰しもが経験のあるニキビ。
気になって触っているうちに悪化してしまったり、
やっと治ったと思ったらまた同じところにできたり。
「小さいニキビだと思ったのに気づいたら大きいし痛いし目立って最悪~」ということもあるのでは。
この記事ではニキビが悪化していく流れと理由、そしてよく耳にする「ニキビ跡(にきびあと)」について、実際の皮膚科での治療イメージについて、解説します!
もくじ
もくじ
ニキビはどのように悪化していく?
ニキビができると下図の経過をたどることがあります。
毛穴がつまり、皮脂が溜まりアクネ菌の活動が活発化・増殖することで、いわゆる「赤ニキビ」と呼ばれるような炎症を起こした状態になります。
また、炎症を起こしたニキビが、周りの皮膚の組織を壊してしまい、ニキビ跡(にきびあと)と呼ばれる瘢痕(はんこん)として肌に残ることがあります。
*そもそも「ニキビってなにもの?」はこちらから
よく聞く「ニキビ跡」ってなに?
ニキビの炎症によって毛穴のまわりの組織までダメージを受けると、ニキビ跡が残ります。肌に赤みが残ったり、赤黒いシミのような跡(色素沈着)が残ったり、クレーターのようにデコボコ(瘢痕)になることがあります。
ニキビ跡の中でも「赤み」などは時間とともに治ることもありますが、ニキビによる炎症が重症かつ長引くほど対処が難しくなります。ニキビ跡は一度できてしまうと、完全に治すことが難しく将来のお肌にも影響します。
ニキビ跡を残さないためにも、ニキビができたら、「早くしっかりと」皮膚科で診断を受け、適切な治療を行うことが重要です!皮膚科で専門家からあなたにあった適切なニキビ対処を教えてもらいましょう。
皮膚科での診断・治療ってどんなもの?
どのくらいで治る?
STEP1:診断
皮膚科では、まず肌の状態やニキビの様子・体質のほか、ニキビができやすい部位やニキビができやすいときの傾向があるか、などを患者さんに確認し、皮膚科医が診断をします。
自分では「ニキビ」と思っていたものが、実は別の病気だったということもあるので、しっかりと皮膚科医に診て判断してもらうことが大事です。
STEP2:治療
ニキビの治療では、症状や体質に合わせて、毛穴のつまりを改善する塗り薬、肌のターンオーバー(※1)を促す塗り薬、抗菌作用(※2)、抗炎症作用(※3)のある塗り薬を中心に、必要があれば抗生物質などの飲み薬を処方します。
※1 ターンオーバー:肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組み、新しい皮膚が生まれて古い皮膚が剥がれ落ちるサイクルのこと。
※2 抗菌作用:菌が増えるのを抑えること。抗菌薬は原因となっている菌を抑えることで赤みや腫れを改善します。
※3 抗炎症作用:炎症を抑えること。抗炎症剤はニキビがそれ以上大きくなったり、痛みが強くなったりしないようにします。
炎症を起こしているニキビについては治療が大きく2段階に分かれます。使用するお薬も変わりますので、「赤いニキビが治ったから終わり」ではなく、継続して良い肌の状態を維持していくことが大切です。
① 炎症を速やかに抑えるための治療期間(急性炎症期)
まずは抗菌・抗炎症作用のあるお薬で起きている炎症を抑えながら、毛穴のつまりを改善します。
② 良い皮膚の状態を維持するための治療期間(維持期)
毛穴のつまりを改善するお薬などを継続してニキビの再発を防ぐ治療を行い、ニキビのできにくい肌へと整えていきます。
通院頻度は、症状によって異なりますが、最初のうちは2週間に1回程度、良い状態の肌を維持するための期間になると1ヶ月に1回程度の通院が推奨されます。
皮膚科での治療費用は?
保険が適用されるニキビ治療の場合、初診料や再診料、お薬代などが全て3割負担(※4)になります。 一回の受診につき1,000円~2,000円程度(※5)になることが多いです。
また、自治体によっては、子どもの治療費は医療費助成でさらに自己負担の金額が減ったり、無料になることもあります。
「市販品を色々試している」という方もいるかもしれませんが、皮膚科に行くと、先生があなたの症状や生活と向き合い、適切な対処を教えてくれますので、ぜひ検討してみてください。
※4 3割負担は健康保険等における義務教育就学後から70歳未満の医療給付です。70歳以上でも所得額によって3割負担割となる場合もあります。
※5 治療内容により異なります。
どのくらいから受診すべき?
「ちょっと気になる」くらいでも受診していい?
『よく聞く「ニキビ跡」ってなに?』の項目にもある通り、一度ニキビ跡ができてしまうと完全に治すことは難しく、将来のお肌にも影響するかもしれません。
そんなニキビ跡を防ぐためにも、ニキビかな?と思うもの・気になる肌荒れがあれば、「そのうち治るし」と思わずにぜひ皮膚科を受診してみてください。
皮膚科では、できたニキビを治すことだけでなく、ニキビの再発を防ぐために継続して肌を整えていく治療もできます!
監修:こばやし皮膚科クリニック 小林美和先生
作成:サンファーマ株式会社
ニキビはどのように悪化していく?
ニキビができると下図の経過をたどることがあります。
毛穴がつまり、皮脂が溜まりアクネ菌の活動が活発化・増殖することで、いわゆる「赤ニキビ」と呼ばれるような炎症を起こした状態になります。
また、炎症を起こしたニキビが、周りの皮膚の組織を壊してしまい、ニキビ跡(にきびあと)と呼ばれる瘢痕(はんこん)として肌に残ることがあります。
*そもそも「ニキビってなにもの?」はこちらから
よく聞く「ニキビ跡」ってなに?
ニキビの炎症によって毛穴のまわりの組織までダメージを受けると、ニキビ跡が残ります。肌に赤みが残ったり、赤黒いシミのような跡(色素沈着)が残ったり、クレーターのようにデコボコ(瘢痕)になることがあります。
ニキビ跡の中でも「赤み」などは時間とともに治ることもありますが、ニキビによる炎症が重症かつ長引くほど対処が難しくなります。ニキビ跡は一度できてしまうと、完全に治すことが難しく将来のお肌にも影響します。
ニキビ跡を残さないためにも、ニキビができたら、「早くしっかりと」皮膚科で診断を受け、適切な治療を行うことが重要です!皮膚科で専門家からあなたにあった適切なニキビ対処を教えてもらいましょう。
皮膚科での診断・治療ってどんなもの?どのくらいで治る?
STEP1:診断
皮膚科では、まず肌の状態やニキビの様子・体質のほか、ニキビができやすい部位やニキビができやすいときの傾向があるか、などを患者さんに確認し、皮膚科医が診断をします。
自分では「ニキビ」と思っていたものが、実は別の病気だったということもあるので、しっかりと皮膚科医に診て判断してもらうことが大事です。
STEP2:治療
ニキビの治療では、症状や体質に合わせて、毛穴のつまりを改善する塗り薬、肌のターンオーバー(※1)を促す塗り薬、抗菌作用(※2)、抗炎症作用(※3)のある塗り薬を中心に、必要があれば抗生物質などの飲み薬を処方します。
※1 ターンオーバー:肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組み、新しい皮膚が生まれて古い皮膚ががれ落ちるサイクルのこと。
※2 抗菌作用:菌が増えるのを抑えること。抗菌薬は原因となっている菌を抑えることで赤みや腫れを改善します。
※3 抗炎症作用:炎症を抑えること。抗炎症剤はニキビがそれ以上大きくなったり、痛みが強くなったりしないようにします。
炎症を起こしているニキビについては治療が大きく2段階に分かれます。使用するお薬も変わりますので、「赤いニキビが治ったから終わり」ではなく、継続して良い肌の状態を維持していくことが大切です。
① 炎症を速やかに抑えるための治療期間(急性炎症期)
まずは抗菌・抗炎症作用のあるお薬で起きている炎症を抑えながら、毛穴のつまりを改善します。
② 良い皮膚の状態を維持するための治療期間(維持期)
毛穴のつまりを改善するお薬などを継続してニキビの再発を防ぐ治療を行い、ニキビのできにくい肌へと整えていきます。
通院頻度は、症状によって異なりますが、最初のうちは2週間に1回程度、良い状態の肌を維持するための期間になると1ヶ月に1回程度の通院が推奨されます。
皮膚科での治療費用は?
保険が適用されるニキビ治療の場合、初診料や再診料、お薬代などが全て3割負担(※4)になります。 一回の受診につき1,000円~2,000円程度(※5)になることが多いです。
また、自治体によっては、子どもの治療費は医療費助成でさらに自己負担の金額が減ったり、無料になることもあります。
「市販品を色々試している」という方もいるかもしれませんが、皮膚科に行くと、先生があなたの症状や生活と向き合い、適切な対処を教えてくれますので、ぜひ検討してみてください。
※4 3割負担は健康保険等における義務教育就学後から70歳未満の医療給付です。70歳以上でも所得額によって3割負担割となる場合もあります。
※5 治療内容により異なります。
どのくらいから受診すべき?
「ちょっと気になる」くらいでも受診していい?
『よく聞く「ニキビ跡」ってなに?』の項目にもある通り、一度ニキビ跡ができてしまうと完全に治すことは難しく、将来のお肌にも影響するかもしれません。
そんなニキビ跡を防ぐためにも、ニキビかな?と思うもの・気になる肌荒れがあれば、「そのうち治るし」と思わずにぜひ皮膚科を受診してみてください。
皮膚科では、できたニキビを治すことだけでなく、ニキビの再発を防ぐために継続して肌を整えていく治療もできます!
監修:こばやし皮膚科クリニック 小林美和先生
作成:サンファーマ株式会社
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