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爪の水虫Q&A

仲先生が、その質問にお答えします!

爪に関する代表的な質問に、仲先生がズバリ答えてくださいました。爪の水虫の予防や治療、爪の健康管理などにお役立てください。

爪の水虫は飲み薬で治すと聞いたのですが、塗り薬では治らないのですか?
これまで、爪は硬いため、外から薬を塗っただけでは爪のなかにいる白癬菌まで成分がなかなか届くことがなく、主に飲み薬でからだの内側から薬の効果を爪のなかに浸透させて、白癬菌をやっつけていました。
爪白癬専用の塗り薬も発売されましたが、重症の場合や、足の水虫を併発している場合には、飲み薬で治すのが一般的です。
爪の水虫を治療したいのですが、内服薬の場合、副作用が心配です。どんな副作用があるのですか?
薬という名前がつくものには、飲み薬、塗り薬を問わず、副作用はつきものです。ただ、ひとくちに副作用と言っても、非常に重大なものから軽いものまでさまざまです。
たとえば、爪白癬の治療に用いられる内服の抗真菌薬の中には副作用として胃部不快感、下痢、吐き気、腹痛などの消化器症状や肝臓の機能を示す検査値であるGOT、GPTの上昇などがみられるものがあります。
たとえ、これらの副作用が現れたとしても、薬を中止すればもとに戻るものがほとんどです。
また、薬を飲む前はもちろん、飲み始めてからも定期的に血液検査などを行って、できるだけ副作用を未然に防ぐようにしています。
皮膚科専門医の指導のもとに服用すれば、過度に心配する必要はありませんが、なにか不安に思うことがあれば、お医者さんに相談してください。
爪白癬の飲み薬は誰でも飲むことができますか?
重篤な病気のある方、肝臓や腎臓の悪い方や重い貧血のある方、妊娠中の方などは飲むことができません。
爪白癬はどのくらい治療すれば治るのですか?
薬を飲んだからといって白癬菌におかされて濁った爪が、きれいな爪に治るわけではありません。
濁った爪がきれいな爪に生え替わるまで治療を継続する必要があります。
爪の濁りが先端だけであれば、治療期間も短くて済みますが、爪全体が濁っている場合にはそれだけ長く治療する必要があります。
爪の伸びる速度にもよりますが、手の爪で3~6ヶ月、足の爪で6~10ヶ月程度の治療期間が必要となります。
爪白癬を治さない限り、足の水虫も治らないと言われたのですが、本当ですか?
本当です。爪白癬になると、爪が白癬菌の貯蔵庫の役割を果たすため、からだのほかの部分やまわりの人への感染源になる可能性があります。
そのため、たとえ足の水虫を治療しても、爪から絶えず菌が供給されるため、一時的には治ってもまた再発します。爪白癬を治療して白癬菌の貯蔵庫をなくさない限り、足の水虫も治らないというわけです。

 

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