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爪ネット

爪水虫(爪白癬)は感染症です。放っておかず、早めの治療を。

家族や身近な人に爪白癬をうつします。

爪水虫(爪白癬)は、身近な人にうつしやすい感染症です。爪白癬にかかった爪は、いわば白癬菌の貯蔵庫のような役割を果たしており、常にまわりに菌をばらまいています。こうして自分の水虫を治りにくくしたり、家族や友人など身近にいる人にうつしてしまうのです。
感染源にならないうちに、爪の水虫を治しましょう。治療しない限り、周りの人への感染を絶ち切ることはできません。
大切な人たちのために、まずはすぐに皮膚科を受診してください。

身近な人に爪白癬がうつるイメージ

家族全員で治療して、家庭から水虫を一掃しましょう

水虫の多くは家族内感染が主な原因といわれ、バスマットやスリッパなどを通じて感染してしまいます。だから家族のなかに水虫の方がいる場合には、その方も一緒に治療しなければ、誰か一人だけが治療しても再発・再感染を繰り返してしまいます。家族全員できちんと治療することが大切です。治療を受けて治った方でも、ご家族のどなたかに気になる症状があらわれたら、必ず皮膚科専門医にご相談ください。爪白癬は、早期発見、早期治療が一番なのです。

先生イラスト

感染の輪が広がる前に、皮膚科でご相談ください。

足の水虫がいつまでたっても治らないのは特に注意が必要です

爪水虫の原因菌である白癬菌は、爪だけに住みつくものではありません。足につくと水虫、股に寄生すれば股部白癬(インキンタムシ)、頭だと頭部白癬(シラクモ)、お腹などの体全般にできるのが体部白癬(ゼニタムシ)などのように、全身の皮膚や爪、髪の毛に寄生して症状を起こしてしまう“やっかいもの”です。爪白癬の治療は、こうした別の部位への転移を予防する意味でもとても大切なのです。

足の水虫歴と爪白癬の関係

足の水虫歴が長い人ほど、爪白癬にもかかっている人の割合が大きくなっています。足の水虫歴10年以上の人の場合には、約85%が爪白癬にもかかっているのです。

体のほかの部分に爪白癬がうつるイメージ

爪白癬を放っておくと、着実に症状が進みます

爪白癬は、痛みやかゆみなどの自覚症状がほとんどありません。しかし爪の中では生きた白癬菌が活発に繁殖している状態なのです。そのため放っておくと、爪が厚くなる、色が濁る、変形するといった症状が着実に進行。やがて靴が履きづらくなったり、歩きにくくなったり、厚くなった爪に押されて指が痛くなります。また、周りの人にうつす可能性も日増しに高くなっていくのです。

糖尿病の方は、合併症にご注意を

糖尿病などで抵抗力が弱くなった方の場合には、患部に細菌が感染して化膿し、合併症を引き起こすこともあります。こうなる前に将来を見据えて、一刻も早く今からしっかり治療することが必要なのです。

爪白癬を放っておくと、着実に症状が進むイメージ

先生イラスト

爪白癬は、爪の中に白癬菌がすみついているかを顕微鏡で検査して確認します。
爪がおかしいと感じたら皮膚科にご相談ください。

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