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上の図は皮膚の断面図です。外側から表皮ひょうひ真皮しんぴとなり、さらに表皮を拡大して見てみると、外側から角層かくそう角質層かくしつそう)、顆粒層かりゅうそう有棘層ゆうきょくそう基底層きていそうとなっています。

表皮の一番上にある角層は、角層かくそう角質かくしつ細胞さいぼうと呼ばれる平べったい「死んだ細胞」がレンガ壁のように積み重なっています。角層細胞は、最終的にはあかとなって肌表面からがれ落ちていきます。これが皮膚の「新陳代謝」や「ターンオーバー」と呼ばれるものです。

監修:帝京大学医学部 名誉教授/
帝京大学医学研究センター 特任教授 
渡辺 晋一 先生