photo01 photo02

顕微鏡で見た白癬菌

そもそも「水虫みずむし」とは何でしょう?

水虫は「表在性皮膚真菌症ひょうざいせいひふしんきんしょう」の一種で、狭い意
味では足白癬あしはくせん、いわゆる足にでき る水虫のこと
を指します。広い意味では足以外の場所にできる
水虫も含みます。

それでは「表在性皮膚真菌症」の「真菌」とは何
でしょう?

「真菌」とはカビや酵母、キノコを意味する医
学用語です。真菌は地球上のあらゆるところで
生きており、私たちの身近な生活にも深く関 わっています。真菌は、キノコのようにそれ自体が食品になったり、パンや酒などの発酵・醸造に関わったり、医薬品の材料を作ったりするなどの良い面が多々あります。しかし、一部の真菌は、食品を腐らせたり、動物や植物の病気の原因になったりすることがあります。特に近年、真菌による病気が増加しており、 これらの予防・治療の対策が問題となっています。

様々な「水虫(足白癬)」の例

症状のイメージを見る

趾間型足白癬しかんがたあしはくせん

logo logo
logo logo

足の指の間にできる水虫
指の間の皮がめくれたりジュクジュクしたりするものが多いが、乾燥型もある

小水疱型足白癬しょうすいほうがたあしはくせん

logo logo 足の裏や縁にできる水虫
小さな水ぶくれ(水疱)が特徴

角質増殖型足白癬かくしつぞうしょくがたあしはくせん

logo logo 皮膚が厚くなり、乾燥して
ひび割れることがある

水虫ソックリだけど実は水虫ではない例

症状のイメージを見る

疥癬かいせん(ダニ)

logo logo

掌蹠膿疱症しょうせきのうほうしょう

logo logo

監修:帝京大学医学部 名誉教授/
帝京大学医学研究センター 特任教授 
渡辺 晋一 先生